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ギター趣味人

1000-02-032-3  忙しさとギター

前の節では、仕事ギター、生活とギターについて綴った。

本節は、その続きとして、

「忙しい時のギター」を考えてみた。

ちなみに「忙しい」という言葉は、

自分が口に出さないように努めている言葉だ。


忙しいという字は、「心を亡くす」と書く。

人と接するときに口にすることは、失礼な気がする。

まあ、そこまでは言わずとも、

そういう気持ちを感じるくらいの気持ちで、

人とは心を入れて接っしたい思うのだ。

しかし言葉として、

「(ギター以外に)仕事がたくさんある」

「(ギターではないが)みんなに頼りにされている」

という状況をうまく言い表せる言葉が思いつかない。

で、便利な言葉として、「忙しさ」を使った。

忙しいときのギター。忙しさとギター

けっこういろんなことが頭に浮かぶ。



ギターを離れるとき

ギター趣味として続けていた方が、

ギターから離れてしまうときの一番大きな原因は、

「他が忙しいから」

だろう。

仕事や生活で、忙しくなってくると、

ある時はその忙しさがきつくて、

ある時はその忙しさが楽しくて、

ギターから手が遠のく。 


でも、アマチュアなのだから、

それはそれでいいと思う。


趣味は生活を豊かにするためにするのであって、

趣味が生活を圧迫して、

それで気分的に優れないなどという事は本末転倒だ。 


そもそも「忙しい」ということは、

状況としては、けして悪いことではない。

忙しいのは、「周りから必要とされていること」に他ならないのだから。

逆に

「ぜんぜん忙しくない」

ということは、すばらしい天才の方でもなければ、

「あまりまわりに頼りにされていない」

ということと同じかもしれない。

そうなると、あんまり給料もらえないということだ。


ただ、気持ちの持ちようとしては

すごくたくさん仕事をしていても

「忙しい心持ち」にならない人もいる。

開高健氏は

「悠々として急げ」

と常々言っていたそうだ。見習いたい。

自分は時々忙しいとき、なんか貧乏性みたいに

自分を感じることがあるが、

これは、「悠々と・・・」というのは程遠い状況で、

「心を亡くす」という状況なのだろう。

気持ちの方は、開高氏のように、「悠々と」いきたいものだ。

さて、そういう忙しいときのギターは・・・



忙しさとギター

自分は忙しいと、やけにギターが弾きたくなる。

特に新しい曲を作りたくなる。

もちろん、「忙しい真っ最中」とかではなくて、

その忙しさのふとした合間や、

仕事で遅くなった帰りの車の中とかでだ。

「忙しい」ということは、頭の中のいろんな引き出しを

一生懸命ひっくり返しているときだ。

もしくは、何かを仕上げるために

ひとつのことに集中しているというときもあろう。

そんな状況から、ふっと解放されたとき、

いつも以上に解放感が得られるし、頭が活性化した状況で、

いろんなアイディアが沸きやすいという状況にあるに違いない。

だから、「いつにもましてギターが弾きたい」

という気持ちになるのだと思う。


もうひとつ、忙しさの質として、

頭を技術的に使う忙しさではなく、

肉体的、もしくは、精神的にきついというときもある。

このとき、自分にとってギターは前節でも綴ったように、

一種の精神安定剤となる。 

寝る前にほんのちょっと弾くだけで、

ほっとすることができる。


創作活動というは、ギターの技術だけではだめで、

普段の生活から・・・などと言われるが、

普段の生活を真摯に過ごしているところからしか、

いい創作活動はできないのではと思う。



忙しさと感性 

忙しすぎると、感性は鈍るといわれる。

確かに、仕事修羅場を迎えているとき、

「あの花きれいだな」

とかいうことを気にしてはいられない。

しかし、実は、こういう修羅場で花をきれいだと

思えるやつの方が、本当に、できるやつなのかもと思う。

忙しいとき、発想の展開が必要とされる時が少なくない。

そういうとき、ふと立ち止まって、

花の美しさに目をやれるような度量、

まあ、先述の開高健のように、「悠々と急ぐ」

みたいなことができるやつの

方が、頭は柔らかい。

 

また、自然のなかの「美」に敏感な方は、大体感性が鋭い。

美的センスは、バランス感覚のセンスといいということだし、

芸術的なセンスというのは、時代の要求といったものに

鋭敏であることだからこれも仕事に必要なものだ。 


ギターリフレッシュ

以上、「忙しさとギター」という、ことで綴ってみた。

改めて読み返してみると、なんか変な題目だ。

でも、いろいろ頭に浮かぶことがあった。

これは、普段の自分が仕事や生活で

「忙しい」と感じるさなかに、

それをリセットするためにギターを手にするという

シチュエーションが少なからずあるということだろう。


今後も、忙しさからギターと離れていってしまうということなく、

忙しさとうまくバランスしてギターが弾いていければと思う。