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ギター趣味人

1000-04-034-3 つめ、ピック

本節は、つめ、ピックについて。


ギターは弦を直接つめやピック

はじいて音を出すので、

そのつめやピックは随分音に影響がある。

なので、普段からいろいろ思うことがあるが、

そういうことをまとめてつづっている。



■ フラットピック 

自分はフィンガーピッキングが主であり、

ピックはあまり使わない。

でも全く使わないというわけではない。

中学生の頃はピックガンガンストロークして、

その当時ニューミュージックとかいわれた

アリスとかオフコースとかを、

田舎街にあった自宅で気分よく歌っていた。


また一時期ではあるが、

トニーライス、ドックワトソン、ラスバレンバーグ

といった凄腕のブルーグラスピッカーのアルバム

愛聴していたことがあり、

そのときフラットピック

クロスピッキングなんかも練習したりした。 


だから興味はある。

 

ちなみに今現在フラットピック

弾くような単音弾きは、

親指と人差し指で交互に弦をはじく。

ピックを持っているつもりで

親指と人差し指を交互に使う。

難点は弦飛びがあると弾き易いフレーズ

弾きにくいフレーズが分かれてしまうこと。

親指でベース音を弾きながら、

速いフレーズを他の指でということができなこと

などだ。


クラシックや、フラメンコの方のように、

人差し指と中指で速いフレーズが弾ける方がうらやましい・・・。  


さて、次にフラットピックの形状や材質について。 

フラットピックは様々な形があるが、

一番普通の形は、三角おにぎり型とティアドロップの2種類だろう。

自分はストロークでは三角、単音メロディーとき

主にティアドロップを使っていた。

どちらの場合も、硬さはハード

ソフトストロークで使うには、

そのぺちぺちした音が効果音となることと、

音の粒が勝手にそろってしまうということがあり、

けっこうおいしいと感じることもあるが、

音の強弱はピック勝手に付けてしまっている

ような感じがあり、あまり好きになれない。 


フラットピックの弾きごこちは、今書いた、

「厚さ」によるところが大きいが、

じっくり比較すると、同じに思えるようなものでも

微妙に材質が違っているようで、

出音となると、1つ1つけっこう違っていて、

同じ音がでるものは、ないとまで思えてくる。

本当に単純な形と材質のものだが・・・奥が深い。


最近は、珍しい材質のものをみかけるようになった。

自分は、そういったものを見ると、とりあえず、使ってみたくなる。 

つい最近では、石や木でできたのが気になった。

ただ、値段が・・・・。

2000円とか3000円とかするのもある。

現在手に入りにくくなってしまったベッコウ並だ。

「ただ使ってみたいだけ」

の自分には高すぎる。

よってそれらは使ったことはない。

でも・・・・いつか使ってみたい・・・・ 


ところで、故チェットアトキンス後継者といっていいだろう

トミーエマニュエルは、フラットピックを親指と人差し指で持って、

それと中指、薬指を使ってギターバリバリ弾く。

将来どうしてもフラットピックでのフレーズ

ほしい状況になったら、このスタイルの演奏を

チャレンジしてみようかなと思っている。


■ つめとフィンガーピック 

スチール弦ギターを指弾きでバリバリならしたいと時々思う。

しかし、自分のつめでは、スチール弦でピッキング

強くし過ぎると持たない。

特に、一世代前のいわゆるフォークギターは、

概ねピックによるストローク弾きで

ちょうどよい設計になっているようで、

フィンガーピックで、ボディーまでバリバリ

ならしきるのは結構つらい。


やはり価格は高いが、今流行

「フィンガーピックギター」が欲しい。


これまであまりそんなこと気にしてなかったが、

ナイロンギターサイレントだが)

メインに弾くようになってから、

よくそういうことを思うようになった。


自分の弾き方は、親指を除く右手の3本の指は、

つめの親指側のヘリが削れる。

よって、強く弾き過ぎると、

爪のその部分がぎざぎざになり、

割れやすくなってしまう。


そのまま、その強さでピッキングを続けていくと、

程なく割れてしまい、その後はギターが弾けなくなってしまう。

おそらく、自己流のピッキング原因だろう。


そして、実はこれがナイロン弦をメインにした理由でもある。

ナイロン弦はスチール弦よりはつめへのダメージは少ない。 


つい先日もスチール弦を弾いていて、

中指のつめが割れてしまい、

いつも使うつめの親指側の方が深爪に近い状況になってしまった。

 

ただそこで気が付いたことがある。

自然と残っている反対側のつめで弾いたのだが、

これが結構いい。ひょっとして、自分はこれまで

つめの使う部分間違っていたのかもしれない。

でも、そう思いながら、同時にある人が

いっていた言葉も思い出していた。


ギター左手技術で、右手は性格」


だから、奏法には間違いというものはなく、

ある音を自分が無意識で好んだ結果、

そういう部分で弾くようになっていたのだろう。

 

でも、このような経験から、

つめの弾く部分はもう一度検討

必要かなあと思っている。 

(この文章を書いた後も、いろいろ試している。)


スチール弦のギターを指で本当に鳴らしきるためには、

本当は、つめをなんらか強化することが必要なのかもしれない。

中川イサト氏は、ピンポン玉を切り出して

爪に張っているとのこと。

押尾コータロー氏はスカルプチャを使っているとのこと。 

自分は面倒くさがり屋なので、

いまのところやってみたことはないし、

やるつもりもない。

その代わり、フィンガーピックを使っている。 


■ フィンガーピック

自分はダイナミクスを極端なくらい

つけたいと思うときがある。

だから、強く弾きたいとき思うときは、

予めフィンガーピックを使うようにしている。

バキバキッと強く弾くのは気持ちがいい。

(指自体を壊さんように注意しよう…)


フィンガーピックを使うプロでは、

ドイツピーターフィンガー、

ウィルダムヒルの創始者、ウィリアムアッカーマン

また、アレックスデグラッシも使っている。

いずれもCDを聴いても実にきれいな音で

フィンガーピックノイズがまったく聞こえない。

やはりみんな達人なのだ。


自分もここまで使いこなせればいいのだが、

なかなか指と同じというわけにはいかない。


ちなみに自分は2種類のフィンガーピックを使っている。

どちらも金属製だ。

プラスチック製も販売されているが、

自分の指には小さくて痛い。


持っている2つの内の1つは、

指の全面を覆うやつで、

普通よく売られているもの。

もうひとつは新型で、

指の腹の部分はくりぬかれているものだ。


以前は指全面を覆うものしか売られていなかったので

それを使っていたのだが、

そのタイプの弱点は、右手指による消音が難しいことだ。

だから以前は、特に消音が大事な曲では、

つめの状態がよくない状況になっても、

結局音量を全体的に下げて自分の指で演奏していた。

ギターの鳴りは、気に入らない状況になるのだが、

仕方なしと諦めていた。


ちなみに、弦の方をやわらかくすればよいのではと思い、

コンパウンド弦や、スーパーライト弦も試してみたこともある。

しかし、これについては、前節で記載したが、

「弦がギターに負ける(木がならない)」

状態でだめだった。 


ところが数年前、指の腹の部分をくりぬいた形の

新型の消音可能なフィンガーピックを見つけた。

これがけっこうよくて、今ではつめの状況が悪くなると愛用している。


2種類のフィンガーピックの比較としては、

音のクリアさ、扱いの簡単さでは指全面を覆うものの方がよい。

音の強弱をつけやすいし、簡単に芯のある音を出せる。

ただし先述のように弱点は消音だ。

右手指を当てることによる消音が難しい。 


一方、指の腹が出ている方は、その場所で消音ができ、

生指と使用感が近い。

但し金属部の質量が減るため、弦に当たる角度を間違えると、

ぺらぺらで本当に「ショウモナイ音」になってしまう。

また「指の腹での消音」についても、

金属部が同時にあたってしまうとノイズとなる。

従い、美しく弾くにはやはりテクニックが必要だ。

 

昔の自分であれば一も二もなく一般的タイプなのだが、

このところ自分はリズミックなプレイっていいなあと思っていて、

右手での消音はそのキーポイントだ。

だから、難しいのは承知で、新しいタイプ

指の腹がでるピックチャレンジしている。



■ アラスカピック

アラスカピックというフィンガーピックが、

2006年冬に買ったアコギマガジンに、

載っていた。


アラスカ在住の方が

作ったのでアラスカピックと命名されたとのこと。

寒いところでギターを弾くと、

ギターが冷えていることもあり、

右手も左手もつらい。

そういうところで、なんとかそういうつらさを

少なくして弾きたい気持ちでうまれたものだのだろうか。

「おっ、面白そう、使ってみたい」

と思っていたが、たまたまそれを読んだ翌日、

家族の用事でいった渋谷で、

ちょっとした暇をみて楽器屋を覗いてみると

偶然にもそれをみつけた。


「入ったばかりなんですよ」

とのこと。


プラスチック製のが420円、

ブラスが520円くらいだった。


ちょっと高い気もするが、

”ものは試し”ということで、

プラスチックブラス1つずつ購入。

早速帰宅後使ってみた。


普通のこれまでのフィンガーピックは、

指の腹のほうに、腹に沿って金属なりプラスチックなり

が位置するようになっている。

ちょうど、実際の爪とは反対側だ。


しかし、アラスカピックは、

自分の爪と指の肉の間に更なる

人工の爪を配するような形状に

なっている。

よって、使用にあたっては、自分の爪も

数ミリ伸ばして、爪と指の間で、人工の

爪をはさむように配置する。


2つしか買ってこなかったので、

 人差し指:これまでのフィンガーピック

 中指:ブラスアラスカピック

 薬指:プラスチックアラスカピック

といった変態的な状況で使ってみた。

一度に3つの使用感を味わうような感じだ。


■ アラスカピックの使い心地

これまでのフィンガーピックより、

ずーっと実際自分の指で弾いている感覚に近い。


弦を爪で弾く人、プロだと、中川イサト

なんかがそうだが、そういった音を

好む人で、スカルプチャーとかはいやだと

いう人には、よいかもしれないと思う。


非常にクリアな爪弾きの音で、かつ、

思ったより繊細な感覚での

演奏が可能だ。

それと、指の爪側にピックがきているので、

指による弦のストローク、というか

弾きおろしは、、これまでの

フィンガーピックよりずっとスムーズだ。

ストロークにおけるアップストロークも、

ピック自体が円筒形に近いので、

これまでのものよりはずっとやりやすい。


但し・・・・・

ピックで弾く圧力は、

指を取り巻く形のフィンガーピック

の固定部と、自分の爪にかかるわけだが、

けっこう自分の爪にかかる力が大きい。


これは逆に言うと、上記の

”繊細な感覚での演奏が可能”ということの

裏返しだ。


だから、爪や指を痛めそうということで、

敬遠する人もいるのではと思う。


なんにしろ、

爪の音が好きな方(かつ、スチール弦の方)

は、一回試してみる価値があるのではと思う。


ちなみに、自分は、ブラスのほうが気に入った。



■ ナイロンギターとつめ 

現在メインギターナイロン弦のサイレントギターだが、

ナイロン弦を使うようになって、

つめの重要性を痛感するようになった。

 

これまでは面倒で、けっこうつめきりでつめをきっていたのだが、

ナイロン弦では特につめの状況であまりに音が変わるので、

さすがに今はギタリスト用のつめやすりを購入して使っている。


クラスタのマスターは、ギタリスト用のつめやすり

のあと、紙やすりを使って(ここまでは一般的)

その後、レシート用紙!!で磨くと言う

の紙自体で磨いていた。

コンビニのでもなんでもOKですよ」

とのことであるが、

レシート用紙についているカーボンでつめのすべり

がよくなるのだそうだ。


そこまでやるのか・・・

見習わなければ。

 

ナイロン弦を弾くようになってから、

つめの形やタッチが大きく音に影響すること

を一段と感じるようになったが、

あわせて、(というか、その結果として)

演奏のスピードにも影響するということもわかった。 


ということで、

つめを長くしたり短くしたり、

いろいろ試している。

クラスタであったクラシックギタリストの中には、

つめの形を相当工夫している方もいた。

つめは、のばすのに時間がかかるので、

おいそれといろいろできるわけではないが、

あせらず、じっくり試していっている。 


つめについては、もっと早くこだわって

いればよかったなあと思う。