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ギター趣味人

1000-05-045-4  初心者の音

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ギター歴30年で人前ライブゼロ

の人より

ギター歴半年で人前ライブ歴10回」

の人の方が絶対上手いです。

というか人前ライブゼロの人はギター

やっていないのと同じ!

他人に聞かせてなんぼです。

目標があると上達のスピードがすごく早くなりますよ!

皆様のご参加お待ちしております。

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前の方の章でも書いたが、

これはクラスタ田中マスターのフリーコンサートへの

参加募集の文言だ。ホームページにのっている。


このクラスタフリーコンサート

いわば発表会みたいなものなので、

時々ギターを弾き始めて1年未満の方も演奏にくる。

演奏を始める自己紹介のとき

初心者なんですけど・・・」

との言葉が入る。 


自分はよく、この初心者の方の演奏に感動する。

「これで本当に始めたばかりなのか・・・」

と感心したり、上手でなくても、

その懸命さに感動したりなのだが、

ふと、いやーよかったなーという顔をしていると、

クラスタ田中マスターも同じような顔をしている。

で、

「いやー初心者の演奏と思えないですね。よかったですね。」

などと言い合っている。

 

前節で書いたとおり、自分は

「発展途上の音を聴くのが好き」

という傾向というか癖というか性格というか、

そういうタイプなので、これは自分の癖というか

個人的趣向と思っていた。 


しかし、どうもそうではなく、

初心者の音というのは、人を感動させるサムシング

持っているのだと考えるようになった。 

これはなんなんだろう・・・



■ 初心者の音のよさとは・・・


(1)一生懸命さ 

米国野球ファンが、

日本人高校野球に熱を上げていることをみて

日本ではどうして、プロ野球に負けないくらい

 高校野球が人気あるのですか?

 プロ野球の方が技術的にすごいじゃないですか?」

という質問をしているのをきいたことがある。

そのとき質問を受けたのは日本女性レポーターみたいな人だったが、

高校野球プロ野球にないよさがあるのです。」

などと、答えになっていないような答えを答えていた。質問の意図

「では、その良さはなんですか」

ということだろうから、このレポーター

答は、受け答えにはなっていない・・・。


この答えをまじめに考えてみると、

ひとつは「地元びいき」だろう。

自分の出身地の学校が勝ち上がると、

それが全く自分とは関係ない学校であろうと、

なんとなくうれしかったりする。

それでまわりの同僚なんかいに、

「おれ○○県出身なんだよ。いやー○○高校、期待しちゃうね」

などと発言してしまったりする。 



でも自分としての本当の答えとしては別にある。


選手が必死さ、純粋さ、誠実さ」


高校3年間一生懸命頑張ってきて、

その成果を一発勝負で戦っているのだ。

その気持ちの入り込み方の激しさは、

観ていて心打たれるものがある。



さて、クラスタ初心者の演奏にも

これと同じものを感じるときがある。

第1章でつづったように、

人前で演奏するというのは、

本当にプレッシャーがかかる。

だから自宅で一生懸命練習してくる。

その一生懸命さが高校野球よろしく、

クラスタでも聴く人の心を打つのだと思う。



(2)その人のバイタリティ  

初心者であるにもかかわらず、

みんなの前で弾こうという人だ。

まず間違いなく精神的に強いものを持っており、

また、面白そうと思ったものに対し、

一歩踏み出して行くバイタリティを

持っている方に違いない。


だから、それ相当の人生を歩まれてきているのだとも思う。


まずMCが面白い。

もちろん、その面白さは、漫才をみているような面白さではない。

(そういう人もいるが・・・)

そうではなく、その人が誠心誠意音楽に取り組んでいることとか、

「一歩踏み出してしまった経験」

だったり、そういうものが、にじみ出ている面白さだ。 

そして、こういう勇気をもったチャレンジは、

みていて気持ちいい。

自分を表現したいという気持ちを

持っている人の前向きさが伝わってくると、

それだけで元気をもらったような気になる。 

こういったバイタリティを感じることも

初心者の方の演奏がいいなと思う理由だろう。 



(3)自分の過去をみるのかも・・・ 

「いやーこんなに緊張するとは思いませんでした。」 

初心者の方が1曲終わったで、よく聞く台詞だ。

そのときみんな心の中で思うのだ。 


「あなただけじゃないよ・・・・

 私なんかもう○回だけど、いまだにあがってしまうのだから・・・」


だから、そういう初めてのことを体験している方で、

まさにその体験をしたそのときに、

それについての率直な意見を聞くのは、

みんな楽しく感じるのだ。

かつて歩いた道というやつだ。 


初めての演奏というのは、当たり前だが、

みんな経験してきている。

そのとき、自分はこうだったなと

自分の過去を思い起こしてしまう。 



以上、クラスタフリーコンサート初心者にやさしい。


でも、初心者の方の演奏といってもみんな真摯な態度で聴き入る。

だから演奏しているほうは、相当あがるかもしれない。

でも、その聴いている人はみんなそれを経験してきている人ばかりだ。

とてもいい経験ができる場所なのだ。 

そして自分も、そういった初心者の方の音を聴くのを

すごく楽しみにしている。