Hatena::Groupguitar-shumijin

ギター趣味人

1000-05-065-6  プロをめざす方達

クラスタでは、ほとんど毎夜いろんなライブがなされている。

楽器の割合でいくと、ギター関係が7割、

ピアノが2割、その他1割といった具合だろうか。

その他の1割はギターピアノも含むというケースが多い。


演奏者の方は、プロの方、セミプロの方が7割から8割、

あとがアマチュアといった感じ。

但し、フリーコンサートの日は全員アマチュアだ。

 

ライブが無い日は、来たお客さんの自由演奏日となる。


しかし、お客さんがカラオケならぬ

生演奏をしてしまうのは、

なかなかすごいシチュエーションだ。

しかも、これがなかなか聴き応えがある。


さて、自分は横浜在住でクラスタは家から遠いので

(車で1.5~2時間)なかなか聴きに(弾きにも)いけない。

もっと近くにあればなあと正直思う。

家内はやれやれと思っていることだろう・・・)


そのため、月一フリーコンサートに通うので

精一杯という感じだ。

フリーコンサートはこれまで綴ってきたとおり、

アマチュアの自由参加での発表会みたいなものだ。

だから、当然ながらプロの方はいない。


でも、ときどき

「若くてプロを目指している方」

が演奏しにくる。

こういった人は、すでに他の場所で演奏を

バリバリやっている方や、

ギター先生であったり様々であるが、

当然のことながらうまい


こういった方の演奏を聴きながら、

プロとプロを目指している方の演奏について、

時々考えることがある。


まずもって、技術的に上手い。

こういったプロを目指している方で、

若い方がコピーしているのは、

押尾コータロー氏、岸部眞明氏、

もうちょっと古いとマイケルヘッジスと

いったところが多い。


どれも相当の難易度と思うが、

「ほぼ完璧」な演奏を聴くことができる。


ただこれらはいわば”つかみ”

として演奏されるもので、

大体において、引き続いて自身の

オリジナル曲がメインといて演奏される。  


ほんとすごいと思う。



■プロは大変だろうと思う 

こういった方々の演奏を聴いていると、

「プロになれる人とになれない人の差とはなんだろう・・」

などと考えてしまう。  


まずひとつは、当然”技術が圧倒的”

ということが必要だろう。

村治佳織氏や木村大氏の技術までいってしまえば、

誰が聴いてもりっぱなプロだ。

若いとはいえ、日々の収斂が音にでている。  


スチール弦で上手といえば、

押尾氏とか岸部氏になるのだろう。    


ただ、クラシックは、

演奏形態として”どう表現するか?”

ということが聴き所だが、

スチール弦の方は技術もさることながら、

曲自体の出来栄えも評価となる。


だから、押尾氏や岸辺氏の曲を完璧コピーしたとしても、

コピーコピーだ。

それだけではプロにはなれない。

当然だ。

本人には絶対かなわないのだから。  


だから、スチール弦において

プロになれる人というのは、

「すばらしいオリジナルを創れる人」

ということも条件になろう。  


クラシックギターのみんなが

同じ曲を弾くところで、突出したものを表現する、

ということもとんでもなく大変だが、

このオリジナルの曲で感動させるということも、

これまた大変だ。  


このいずれかの状態が、

「自分としては遊びでやっているつもりでできてしまう」

という人が「天才」で、そういった天才イコール

「生まれながらのプロ」

ということなのだろう。


才能の無い自分でも、

ギターだけにすべての時間を費やして

100曲くらい作れば、

1曲くらい、アイディアはいいねという曲があるかもしれない。

また、1曲に絞ってその曲をすばらしい表現にしようと

5年間1曲のみを弾けば、すごい表現ができるかもしれない。


が、

「プロになれない人」は

そんなもんだろうと思う。


もちろんそれでは、飯は食っていけない。

プロになるのは、本当に大変と思う。  



■プロの条件  

アマチュアの人がライブ

押尾氏とかをコピーしてしまうのだから、

プロの方も大変と思う。

CD作るのだって、いまや機材としての壁は

なくなったといってもいいくらいだ。

もちろんスタジオを借りて、

マイク他の機材にプロ仕様を使えば別だろうが、

そこまでのこだわりでなく、

ラインでとってCDに焼くくらいなら、

録音機材だけなら10万かからずできてしまう。

 

演奏技術も追いついてきて、

CDも安くできるようになった。

では、なにを持ってプロとしてやっていくか。

 

プロと呼ばれる人のタイプをあげていってみよう。

 

1つめは完全な天才。

これは例外的で普通の人が目指せるところではないと思う。

要するにフィンガーピッキング世界でいえば、

マイケルヘッジスになる」

ということだ。


マイケルヘッジスは

最初の2枚しかアルバムを作らなかったとしても、自他共に

マイケルヘッジスはプロだ」

ということに抵抗を感じないと思う。

本当に一握りの天才なのだ。

 

2つめは、先述のように”圧倒的な技術力”を持つこと。

村治佳織木村大は間違いなく食っていけるだろう。


ジャズ世界では、

ライブで人を楽しませることができる人」

がプロだ。

圧倒的な技術力は

「もう一度みたい。ライブに行きたい」

という気持ちを起こさせる。



3つ目は曲なり、演奏なりを大量に出力し続けることだ。  

まず持って、量をだす。

出しつづければ、1曲くらいみんなの

耳に留まる曲ができることもあろう。

そうしたら、それまで以上に更に曲をだすのだ。

そしてそれを発表し続ければ、

プロになれると思う。

そしてこれは相当難しいとも思う。

 

自分は、職業的にプロというのは、

このタイプと思っている。

 

サザンオールスターズユーミンのすごいのは、

ももちろんだが、それより量がすごいと自分は思う。  


フィンガーピッキングアコースティックギター界では、

中川イサト氏がすごい。

その出力量たるや、他の人から突出している。

1970年代のインストアルバム「1310」が

世に出せたこと自体、奇跡かも、と思っているが、

それだけでなく、その後、コンスタントに出力

し続けていることを高くリスペクトしたい。

発表できる曲を量産することは

技術的にも質的にも前に進んでいることに他ならない。



■応援していきたい。  

自分は、プロになろうとしている人を

応援していきたい。  

フリーコンサートで出会った方に、

プロを目指している人も何人かいたが、

みんな頑張っている。

長身ハーフのDさん。


クラスタフリーコンサートで初出演のとき、

カウンターで自分のとなりの席にすわった。

どっからみても美形。

こういう人がギターうまかったら

売れるだろうなあと思った。


隣に座ったのも何かの縁、

ということで話をしてみると、

昼間中、井の頭公園路上演奏してたとのこと。

ふと指を見ると、押尾氏のコピーということで

ギター叩きまくったのだろう、人差し指にでかい血豆ができている。

「おい、大丈夫か、本当にいまから弾けるのか?」

と思わず聞いてしまった。  

「なんとかなります。」

とのことで、弾いたのは押尾氏の完コピ。

叩きまくりだ。さぞかし痛いだろうに・・・。

でも、痛いといったことはおくびにも出さず、

笑顔で、ステージングポーズまで決めまくり


すぐ人気がでたし、自分もファンになった。

彼はその後、オリジナルも作り出し、

フィンガーピッキングデーにもでた。

地道に活動を続けている。  

彼のほかにも、面白い方がたくさんいる。

みんないい方ばかりだ。応援していこう。