Hatena::Groupguitar-shumijin

ギター趣味人

1000-06-086-8  音楽の探し方

この節では、音楽の探し方について綴る。

新しい音楽、曲とのめぐり合いは「人との出会い」同様、

運命みたいなものだと思う。 

子供の頃、特に音楽好みというものがなく、

敢えて言えば、テレビラジオで頻繁にかかる曲が

聴きたい音楽だったとき、

特に「曲とのめぐり合い」などということは、気にしなかった。 


しかし、中学生以降、ギターソロ、しかも鉄弦の

ギターソロに興味をもったのだが、

そちらは全く事情が違っていた。


■昔

自分は中学生のころ

自分は1965年生まれだから、70年代後半

中川イサト氏の「1310」という

アコースティックギターインストアルバムを聴いて、

ギターミュージックに興味を持つようになった。


しかし、このころはギターミュージックというものについては、

極端に情報が少なかった。


もちろん、エレキギターでは、ジェフベックがいたし、

ジャズギターでも、すでにウェスがいた。


しかし鉄弦のソロのフィンガーピッキングとなると、

本当に「たまたまめぐり合う」ことしか、

手に入れる方法がなかった。 

なにしろ、アコギインストなどというものは、

クラシックギター以外みたことがない状況だった。

 

だから、今考えると、中川イサト氏の「1310」は

本当に貴重だったし、重要アルバムだったと思う。

断言してしまっていいと思うが、このアルバムがなかったら、

現在日本の鉄弦ギターインスト奏者の数は

いまより少なかったと思う。 


そんな状況のなか、なんかいいのがないかと、

レコード店をいろいろ廻ったりしたものだ。

特に大学受験のための浪人時代を

東京予備校に通っていたのだが、(親に感謝!!)

勉強の合間たまに渋谷レコード店をみて廻ったりした。

しかし、本当にそういう類いの

音楽にめぐり合うことはなかった。


いろいろ音源がでてきたなと感じたのは、

大学生になってからで、

ヒーリングミュージック」の走りといっていいだろう、

ウィルダムヒルレーベルのヒットからだ。

その後は少しずつではあるが、ソロギターCD

手に入れられるようになった。

もちろん中川イサト氏は大活躍しており、

日本においてその出力の大きさは突出している。 


そして現在押尾コータロー氏をはじめとし、

面白いギタリストがいろいろ世にでるようになった。

これらの状況については、本書の読者においては、

自分より、詳しい方がたくさんいることと思う。 

ギター弾きとしては、楽しめる状況になった。


情報元の多様化:インターネットの利用

以上、音源として、鉄弦ギターアーティスト

増えてきたことを書いたが、それ以上に

音楽の探し方」

ということにおいては、ここ数年(今2008年だが)で

劇的な変化を感じている。

具体的に言うと、

You Tubeポッドキャスト、そして、SNS等の

情報網の充実などにより、音楽を探すことは

格段にしやすくなった。


まず、流行している曲であれば、

インターネットを使うことで、

ほとんど瞬時に試聴まで、可能となった。

題名、アーティスト名を知らなくても、

CD屋さんと同レベルか、それ以上のタイトル

試聴が可能となった。

それだけでなく、CM曲、テレビドラマ

使われた曲等は、そういうしっているところから

ググッて行くと、大体探し出すことが

可能となった。

便利になったとつくづく思う。



You Tube

更に強力だなと思ったのが、You Tubeだ。

(他にもいくつかあるが、代表としてYou Tubeで話をする)

とにかく、すごい量の登録だ。

自分もそれほど多くの時間

閲覧にかけたわけではないのだが、

パットメセニーとか村治佳織とか

とっても楽しめた。

更に、ウルトラセブン映像では、

思わず時の立つのを忘れて

夢中になってしまった・・・・

(大人気ない?)

とにかく、貴重と思えてしまう映像

目白押しだ。

これは実に貴重な情報源であると思う。



インターネットコミュニティ

昔の自分の状況をちょっと

書いているが、その「昔」において、

一番いい情報が得られたなあ、

というのは、やっぱり「友達から」だ。

特に大学時代の友達(自分は寮に入っていた)

からは、本当にいろいろな情報を頂いた。

今でも感謝している。


なので、いくらインターネットが発達しても

最後は、それだよね・・・


と思っていた。


しかし・・・・・・・・

その考えを今は改めている。


実は「コアな趣味」においては、

インターネットは近場の友達以上だと

認識を改めた。

正しく言うと、

『とてもコアな趣味を持ったもの同士が

 出会う機会がリアル社会以上に開かれた世界

ということになる。


SNSでは、会員同士で、趣味サークル

立ち上げることができる。

国内大手であるミクシィでは、それを

コミュニティ」と称し、本当に様々な

ものが出来上がっている。

これがまた、非常にコアなモノまであるのだ。


でも、ちょっと考えてみるとわかる。


コアであるからこそ、不特定多数の方に、

「こんな趣味で話し合いませんか?」

と仲間を探し出したいのだ。

コアな趣味の方ほど、リアル社会

同じ趣味の方とであるのは、

難しいと痛感しているであろうから。

それゆえ、同じ趣味の方が集るコミュニティには

是非とも入りたいという気持ちになるだろう。

きっと、そこに属する方たち同志で

その方たちだからこその楽しい情報のやり取り

がなされているに違いない。

そして、それはすばらしく濃い情報源と

なっているに違いない。


以上、現在は、ほんと、「音楽を探す」

ということについては、便利な世の中になったと思う。

正直言って、今の環境をうれしく思うし、

同時に、この環境が自分の若かりし頃にあったらな、

と今の若い方をうらやましく思う。


ただ、そう思いながら、もう一方で

以下のような気持ちもある。


「人は、図書館にくれば

 頭がよくなるというわけではない。

 図書館に来ても、そこで本を読まなければ

 新しい出会いは得られない。

 今の方も同じで、たくさんの音楽

 触れられる環境であるが、 

 実際になにかを聴かない限りは

 図書館で居眠りしている人と同じだ。」


そういう意味で、自分の

音楽を必死に探した経験」

は、

音楽を探すこと、そして聴けることに感謝する」

という気持ち、つまり

音楽に対する渇望」

みたいなものを持たせてくれたという意味では

いい経験であったと思う。


さて、以上で自分の「音楽の探し方」

についての考えは、一通り綴った。


最後にもう一つ、環境面ではない、

音楽の探し方」

について綴っておきたい。

それは、

「生での音楽を探す」

ということだ。



ライブ

この文書を書きながら、いろいろな

音源のことが頭に浮かんだ。

で、

「今自分が一番聴いていて面白い音楽は?」

と自問自答してみた。


いろいろな音源が頭に浮かんだのだが、

ふと、思いが生じ、どうしてもそれが

頭から離れなかったのが、

クラスタフリーコンサート

 のようなアマチュアインディーズによるライブ

だ。


それは、一つには、

生活の糧として「売れる音」とならざるを得ない

システムから生み出された音とは違った、

自由な試み、実験がある。

本当に自分が好きなものをやっている姿勢だ。


こういう音楽に触れる機会を

自分は、自分にとっての大事な

音楽の探し方」

としていこうと思う。

リアルでその場にいるのは、

普段、忙しい仕事を持っている自分としては

ちょっと大変だが、それでも

現在毎月参加している

クラスタフリーコンサートくらいの

頻度で、聴きにいくことを

続けていきたいと思う。


なんといっても、

観客と演奏者が同じ場を共有して

作り出した楽しい瞬間、空間、

それこそが、太古から音楽存在してきた場所

ライブ」だろう。