Hatena::Groupguitar-shumijin

ギター趣味人

1000-07-057-5 ギター探しの旅

さて前項では、大量生産品、手工品

それぞれのいいところを書いた。


で、問題はいずれの場合にせよ、

「どうやって手に入れるか?」

だ。


2つの方法があると思う。

当たり前のことだが、ひとつは、探すこと、

もうひとつは、オーダーして作ってもらうことだ。


探すか、作ってもらうか、

どっちがいいだろう・・・


究極の一本って・・・

まず探すほうを考えてみる。


どう探すか?ということを考えると

「自分はどんなギターが好きなのか?」

「究極の1本ってあるの?」

という問いがまず頭に浮かぶ。


まさにその問いを立ててのムック本が、

2006年だったか、リット-ミュージック社からでていた。

「こだわりのギター屋」なる本だ。

中を見ると、こだわりのギター屋さんが、

それぞれお勧めの「この1本」を紹介しているのに加えて、

上記の問いに対する答えがインタビューとして載っていた。  


マーチンギブソンの若いときからあこがれていた一本


といったこと答えが少なくないが、


・「ない」


と言う答えも少なくない。


「どんな音楽を演奏するのか?」

ということによって、最適なギターの音というのも変わる。

だから、

「どんな音楽にもマッチする究極というのはない」

ということだ。


自分もそれはそうだろうなあと思う。


大体、「究極の一本」なんてことを本気で

いっていたら、限界がみえないことに他ならないから、常に

「もっといいものがあるはず」

となってしまい、1本も手にできないかもしれない。

これは、ギター屋さんからいえば、

売れないということだ。


従い、やはりそんなものはないのでは・・・

というか、あっても「音楽によって違う」

とか、「そのときそのときで違う」

とかいうのがいいところなのだろう。


 

ギター屋さん

ということで、まあ、そのときいいと思ったギター

そのときの理想のギターなのだ、

と割り切ってもうちょっと現実的な話をしていこう。


現実に購入するということであれば、

どんなギター屋さんで買うか?

ということが重要だ。

当たり前のことだが、いいギターを手に入れたい

と思っているギタリストにとって、

そのギターとの出会いの場となる、

楽器屋さん、ギター屋さんというのは重要だ。


ギターを買うとしたら、どんな楽器屋で買うか。


あまりに「安売り」を売りにしている

楽器屋というのは、

「究極の1本を選択する」

というニーズにはマッチしない。


もちろん・・・・

・・・安売りの楽器屋さんをごひいきにせねばならない状況というのは少なくない。

    特に自分で稼いでいない学生さんの場合なんかはそうだろう・・・

そういうケースではなく、

「理想の1本がほしい」

と真剣に探す場合においては・・・ということで続ける。


まず、ギターを真剣に選ぶのであれば、

絶対に必要なのが試奏だ。従い、

「本気で試奏できる場所というのを持っている楽器屋」

というのが条件になる。

で・・・楽器屋いってみると、その環境をしっかりと

もっている楽器屋というのは、以外に少ない。

「場所として静かであり、複数の楽器の弾き比べができる」

というシンプルな条件なのだが、楽器屋であるがゆえ、

雑音にあふれているのが多い。

(大手の総合楽器店さんなんかは特に・・・・)


話はそれるが、2年に1回、近頃は横浜みなとみらいでやっている

楽器フェスタ」なんかは、最新の楽器が一同に集まり、

好きなイベントではあるのだが、会場は騒音はすさまじい。

従い、このイベント楽器フェスタであるが、

耳で楽しむものではなく、目で楽しむものと

割り切っている。(ちょっと悲しい)

もしくは、もう少し譲ってヘッドホン楽器

つまり電気楽器は音を聴ける、評価できるもの、

というのところだ。

あとは「聴いて楽しむ」というのは、自分で楽器を弾いてではなく、

プロデモンストレイターの方の演奏を聴くぐらい。

もちろんそれはデモンストレイターは、大音量が許されるからだ。


閑話休題

つまり、それなりの値段のギターを本気で選ぼうとしたら、

その音をじっくり聴けるという条件を満たしてくれる楽器屋でないと

買う気は起こらない。


ちなみに、自分は試奏が趣味だと先に綴っているが、

この試奏するとき、一番気にするのは、

『本気で買おうと思って試奏している他のお客さんに絶対迷惑をかけないようにしよう』

ということだ。

(お前は買う気が無くて試奏しているのか・・・と叱られそうな文だなこれ)


楽器屋さんも考えてみればすぐわかると思う。

エレキギターの試奏の音がガンガンなっている

ようなお店で、

アコースティックギター、それも20万以上というのを

試奏して買うだろうか?


自分は買いにくい。

いくらいいギターを仕入れていても、

売れる確率はかなり低いと思わざるを得ない。


壁にかかっている高級な(お値段の高い)ギターが、

かわいそうなことに「お飾り」

となってしまうのでは・・・と心配になる。


まずは、

「音の吟味が可能である試奏部屋を持つ」

ということがお店として誠意ある対応だと思う。


以上のようなことを考えてみると、楽器屋より、

ギター専門店、しかも、アコースティックギター専門店がいい。

それであれば、防音室がなくても、敷地自体は大きくなくても、

交通騒音が少ない、ビルの高い階か、裏通りに

あればいいということになる。


・・・・これは、御茶ノ水ギター屋さん、そのものかも・・・・

こういったお店の形態は、実はそれなりに理由(というか戦略

があってのことなのかもしれない。

(たまたまかもしれないけど)


大きな楽器屋では、渋谷道玄坂途中のヤマハや、新宿駅近くの新星堂などが、

アコースティックギターの試奏スペースがちゃんと分離された

環境がある。

きっと売り上げもコンスタントなのではなかろうか。


それと、更にハイエンドなお店としては

車の販売のようにお客様一人一人に接客するような

スタイルがあってもいいなと思う。

車と同じような価格ギターというのも

あるのだから。


このスタイルは、

神戸ヒロコーポレーションという楽器屋さんが

こだわりぬいて実現しているとのこと。

自分はいったことがないが、

そのうち、ぜひ1度いってみたい。


以上、ギターを探すということで

考えてみた。


ギター探しは楽しい



憧れのオーダーメイド

オーダーメイド・・・憧れである。

しかし、

オーダーメイドは、一生しないかもしれない」

と、実は真剣に思ってもいる。


と、いきなり後ろ向き名意見というか、

題目からの逆意見だが、本音だ。


じゃあ、

ギターオーダーメイドをしてみたい」

と、先に何回か書いてきているのは、うそだったのか?

といわれそうだが、理由はある。単純な理由だ。


オーダーメイドである以上、試奏はできない」

すなわち、

「できてみるまで、自分の好みの音のギターかどうかはわからない」

ということだ。


できるだけ、自分の好みでないものとならない

ようにするには、せいぜいその製作家の方が

過去に作ったギターを弾かせてもらい、

「このような音で出来上がるであろう」

と期待することしかできない。


で、もしも・・・だ、  

「もし、出来た楽器が、気に入らなかったとしたら・・・・」


なんとしよう!


まさか、

「気に入らないので、お金は払いません」

というわけにはいくまい。



だから、オーダーメイドをするためには、

そのオーダーメイドを頼む製作家さんの実力を十二分に理解して・・・、

もしくは過去のその製作家さんのギターにほれ込んで・・・

ということが条件となる。


作家の方と懇意になって、

「この方なら大丈夫」

と納得できるような状況になれれば、いいのだろうが、

サラリーマンの自分では、そんな状況は、

なかなかありえないと思う。

イメージできない・・・)


また、懇意にはなれなくても

オーダーメイドをしている方はたくさんいるのも

知っている。そういう方は、極論すると  

「完全に自由に使えるお金が余っている」

ということだ。


・・・・うらやましい・・・・

普通サラリーマンの自分では、

「夢」といっていい状況だ。


でも、それでも自分のためだけのギター

オーダーできたらどんなにすばらしいだろう。


という気持ちは強い。


もし将来、そのようなハッピーな状況になることができたら、

(ぜひとも実現したいと思う・・・・思うことは思う)

そのときは、オーダーして入手するまでの過程を

この項の続編として、

新たな文章として、書いていってみたい。




ギター探しの旅  

人との出会いは大事だ。

同じように、本、絵、音楽との出会いも大事。

本は、ものすごい数が出版されているが、そのなかから選んだ本だ。

運命があったのだ」

として、ある意味神聖と思って感謝する。

そして、もちろんギターもだ。


本などは、価格が手が届く範囲ゆえ

「出会ったときが買い時」

と思えるのだが、

ギターの場合は、価格が高いので、

おいそれということではないだろうし、

そもそも手に入れただけでは

本当に出会ったことにはならないと思う。


ギターの場合は、

買ってから、長く、ずっと付き合っていくことで、

自分とそのギターの音を作り上げていくのだ。

「このギターでこそ」

と思う音をみつけてこそ、

手に入れてよかったとなる。


自分の場合、次のギターを手に入れるのは、

いつだろう・・・・


遠くない将来かもしれないし、

ずっと先になるかもしれない。


でも、少なくともあと1回は、

ナイロン弦のギターを購入しようと思っている。  


きっと必然タイミングがくる。  

そのときのために、耳と腕を鍛えておこう。    

「最高の、究極の1本と出会えますように」