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ギター趣味人

1000-07-20番外コラム-7 美術館

去年(2007年)から新たな趣味として

休日で家人の用事も入らず、自由に動けるときに、

美術館を楽しんでいる。

東京横浜美術館が多い。

で、いってみるとなんというか、

「普段と違うスピードで流れる時間

みたいな感じの過ごし方ができて

気に入ってしまったのだ。


つい先日の2008年3月23日

東京現代美術館にいってきた。

たまたまだが、岡元太郎の「明日への神話」の

メキシコで再発見された壁画版(幅30m×高さ5.5m!!)

が展示されていて、堪能した。



美術館の楽しさ

美術館ってなにが楽しいのだろう。

今、どこの家にもテレビがあるし、

また、DVDビデオとかも含めて)とかで

映像を楽しむことは、本当に小さいコスト

できるようになった。


それなら、美術館なんか、なくてもいいかな・・・

なんてことも思ってしまう。


でも、実際にいってみると、

大体入場料は500円から1000円くらい払うのだが、

「きてよかった! また、来たいな」

そう思うときがほとんどだ。


自分としては、

美術館は、音楽でいうライブと一緒なのだ。


本当の実物の作品の前に立つ。

美術館に入るだけのものであるから、

いずれも、その

美術館に入るだけの迫力」

を有している。


あるものは、構図のかっこよさだったり、

あるものは、色使いの絶妙さだったり、

もちろん、それらがすべて合わさっての

よさなのだが。


そして、生でみることの楽しさは、

近くでみることができるので、

「筆使い」といったところまで、みれることだ。

昨年みたのでは、ムンク葛飾北斎とかは、

この筆遣いの勢い、というか、リズムというか、

それがなんとも心地よかった。


ムンクはそう思った絵のポストカードを購入したのだが、

残念ながらそのような筆遣いまではとても

見えるわけがなく、自分が心地よく思った

「筆致」については、残念ながらみれない。

こういったものはやはり実物でみないと、

感じ得ないものだ。


また、一つ一つの絵だけでなく、

絵を次、次とみていくその流れ自体も楽しい

それは、展覧会企画するキュレータの方の

腕によるところと思うが、これも、

本当に音楽でいうところの交響曲

聴いているような気分になるときがある。


悲しいもの、力づけてくれるもの、

いろんなものをゆっくりと楽しみながら

歩を進めていくのは本当に楽しい


よく芸術家というのは、画家音楽家

深い交友を持っているが、わかる気がする。


以上のような楽しみを味わって、このごろ、

自分も、美術からもいろいろ感性を刺激してもらって

自分の音楽趣味に深みをいただきたいなあ、

なんてことを思うようになった。



こういう場所を大事にしたい

美術館というのは、生活面でいえば、

特に無くても困らない。


でも、

「無くてはならないものである」

そう思っている。


考えてみれば、

野球サッカースポーツ

だって、子供の育成や健康のため、

ということを除けば無くても生活できる。


いや、もっと極端にいえば、

中学校以上の勉強

だって、自分の仕事とする分野以外については、

実生活上は、必要ない、といって間違いではないだろう。


でも、繰り返すが、

「無くてはならないもの」

だと思う。


ただ単純に目的同行でなく、

「美しいもの」

を示してくれるものというのが、人間には必要だ。


そういう思いのシンボルのひとつが

美術館だと思う。


「どういう街に住みたいか」

という問いに対して、いろんな答え方があるが、

「いい美術館と、いいコンサートホールがある街」

という答えもいいなあと思う。


これからも美術館、時々楽しもう。